配当金は再投資しない。私は今の暮らしにも使いたい

お金と将来への備え

投資の話をしていると、「配当金も再投資したほうが、資産を増やせるのでは」と思うことがあります。

その考え方は、私にも分かります。受け取ったお金を使わず、また投資に回す。将来のために資産を育てたいなら、自然な選択です。

それでも私は、日本株の配当金をすべて再投資するつもりはありません。生活費の一部として、今の暮らしにも使いたいからです。

増やすだけが目的ではない

投資を始めると、資産額が増えているかどうかが気になります。私も数字を見ますし、将来に備えるための積立を続けています。

でも、数字を増やすことだけが投資の目的になると、暮らしのために始めたはずの投資が、いつの間にか暮らしから離れてしまう気がします。

私が欲しいのは、画面の中で増え続ける数字だけではありません。日々のお金の流れに、少し余裕を持たせることです。

配当金は、会社が利益などから株主に支払うお金です。私にとっては、受け取った配当を生活費の一部に充てられることに意味があります。それだけで生活が成り立つ、という話ではありません。それでも、使えるお金として受け取ることは、今の私の投資の目的に合っています。

投資信託と日本株の役割

私は、将来に向けて投資信託の積立も続けています。投資信託は、多くの投資先をまとめて保有できる商品です。積立を続けるお金と、配当として受け取り暮らしに使うお金。私の中では、その二つに違う役割があります。

日本株を持ち始めた頃は、株主優待を楽しむ気持ちもありました。今はそれに加えて、配当によるお金の流れを重視しています。

「配当を使わずに全部投資へ回せば、もっと増えるかもしれない」。そう考えることはあります。それでも私は、将来のために積み立てながら、今の暮らしにも投資の実りを使う方針を選びます。

今を削り続けることを、投資の正解にはしたくありません。

これは、配当金が誰にとっても必要だという意味ではありません。資産を育てることを優先し、受け取ったお金を再投資する人もいるでしょう。私が書きたいのは、どちらが優れているかではなく、何のために投資をしているのかを、自分で決めていいということです。

配当にも頼りすぎない

配当金を受け取れるから安心、と単純には考えていません。

配当は約束された収入ではなく、企業の判断などによって減ったり、なくなったりする可能性があります。株価も動きます。配当を生活費の一部に充てるとしても、毎回同じ額が入ることを前提に、必要な支払いを組み立てるのは避けたいと思っています。

また、配当利回りの高さだけを見て株を選ばないようにしています。配当利回りは、株価に対して配当がどのくらいあるかを示す割合です。高く見えても、保有し続けたい会社かどうかは別の話です。

私が望むのは、配当を増やすために無理をすることではありません。生活に必要なお金を確保したうえで、投資先を一つに偏らせず、続けられる範囲で持つことです。配当を使う方針と、慎重に投資することは、両立させたいと思っています。

使うことにも理由がある

配当を受け取ったとき、「使ってしまったら資産形成が遅れる」と感じる人もいるかもしれません。私も、再投資した場合のことを考えないわけではありません。

ただ、お金を使うこと自体を失敗とは思いたくありません。必要な暮らしに充てるために受け取り、そのうえで将来への積立も続ける。それが今の私に合った使い方です。

もちろん、家計が変われば、配当の使い道を見直すこともあります。投資信託を積み立てているからといって、無理に同じ額を続ける必要もありません。生活を守るためなら、投資より先に確保すべきお金があります。

だからこそ、「配当は使う」「積立は続ける」を、変えてはいけない決まりにはしません。その時々の暮らしに照らして、自分で選ぶ方針として持っておきたいのです。

資産を育てることも、今日の暮らしを少し楽にすることも、私には投資をする理由です。どちらか一方のために、もう一方を見ないふりはしたくありません。

私はこれからも将来に向けた積立を続けながら、受け取った配当は今の暮らしにも使います。資産額だけを見て、自分の生活を後回しにすることには慣れたくありません。

注意書き

この記事は筆者個人の投資方針をまとめたもので、特定の商品の購入を勧めるものではありません。投資には元本割れの可能性があります。投資判断や配当の使い道は、生活費や資産状況に応じてご自身で決めてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました