トランプ大統領に期待すること――米国経済と「強さ」を考える

お金と将来への備え

こんにちは、あんぶです。

トランプ大統領については、さまざまな批判を目にします。報道やSNSには強い言葉も多く、確認された事実と、それに対する評価を分けて受け止める難しさを感じます。

その中で、私はトランプ大統領を支持しています。自国の利益を優先し、既存の政治や行政のあり方を変えようとする姿勢を評価しているからです。米国経済がさらに力強くなることにも期待しています。

ただ、期待していることと、すでに成果が出たことは別です。

私が評価したいのは、発言や決断の力強さだけではありません。その先で、経済や暮らしに何がもたらされたのか。そこまで確かめながら支持したいと考えています。

米国経済への期待を、数字で確かめる

経済を評価するなら、印象だけでなく、客観的な数字を見る必要があります。

米商務省経済分析局によると、2026年4~6月期の実質GDPは、前期比年率2.2%増でした。1~3月期の同2.5%増に続き、経済全体の拡大が確認されています。bea

実質GDPは、物価の変化を調整した経済活動の規模です。「前期比年率」は、その四半期の伸びのペースが1年間続いた場合に換算した数字で、実際の年間成長率とは異なります。bea

一方、雇用を見ると、2026年9月の非農業部門の雇用者数は前月比2万9,000人増、失業率は4.2%でした。米労働統計局は、どちらも大きな変化はなかったと説明しています。bls

指標確認できた数字
実質GDP2026年4~6月期、前期比年率2.2%増。bea
非農業部門の雇用者数2026年9月、前月比2万9,000人増。bls
失業率2026年9月、4.2%。bls

これらから言えるのは、経済全体は拡大している一方、直近の雇用の伸びは小幅だということです。「米国経済のすべてが順調」とまでは言えません。

また、政権の時期に経済が成長したことと、特定の政策によって成長したことも、分ける必要があります。この数字だけで、大統領一人の成果だと判断することはできません。

私には、支持する理由があります。それでも、数字に示されていない成果まで付け加えたくはありません。

国益を守るには、対抗できる力も必要だと思います

経済への期待とともに、私が関心を持っているのが、中国などとの関係です。

国同士の利害がぶつかったとき、話し合いだけでは守れないものもあるのではないでしょうか。相手に対抗する手段を持つことが、交渉を支える場面もあると思います。

実際、IMF掲載の論考では、各国が関税、輸出禁止、金融制裁などの経済政策を、地政学的な目的に使う動きが増えていると指摘されています。imf

ただし、そこから「厳しい制裁しか方法がない」とは考えたくありません。軍事的な威嚇、金融制裁、輸出規制、関税では、目的も影響も違います。何を守るために、どの手段を使うのかを見る必要があります。

経済産業省の資料では、経済的な威圧への対応として、G7などとの連携や対応の調整、国際ルールに基づく取り組みが整理されています。meti.go

私は、対抗する力を持つことに意味を感じます。ただ、その力は、相手に厳しい措置を取ることだけではないはずです。協力できる国を増やすことや、特定国への依存を減らす備えも含めて考えたいと思います。

強硬さそのものではなく、国益を守るために役立つ強さを評価したいのです。

No Kingsの声も、支持する立場から受け止めたい

対外的な強さを評価することと、国内で権力への歯止めを求めることは、両立すると思います。

トランプ政権に反対するNo Kingsの運動には、大統領への権力集中を警戒する問題意識があります。「王はいらない」という名称にも、その姿勢が表れています。britannica

2026年10月17日には、全米各地で関連の集会が開かれました。この日の活動では、政権への抗議に加え、中間選挙に向けて期日前投票を促すことにも重点が置かれています。sandiegouniontribune

私は、トランプ大統領を支持しているからという理由で、こうした声を聞かなくてよいとは思いません。

支持する相手にも、説明を求めたいです。

必要な決断なのか。権限の使い方は適切なのか。批判に対して、どのように答えているのか。それを確かめることは、支持を取り消すこととは違います。

デモがあるから政権は間違っているとも、政権を支持しているからデモに意味がないとも決めつけず、何が問題として訴えられているのかを見たいと考えています。

私が期待するのは、強さの先にある成果です

経済の数字、中国などへの対抗、No Kingsの声。一見すると別の話ですが、私の中では一つにつながっています。

国益を守ろうとする姿勢を評価する。そのうえで、手段が目的に合っているか、どんな成果と負担が生まれたかを確かめる。これが、私の支持のあり方です。

投資でも、政治への期待を、そのまま投資額を増やす理由にはしません。生活に必要なお金や、近いうちに使うお金、急な出費への備えを確保する順番は、支持する大統領が誰であっても変えたくありません。

私は、トランプ大統領が国益を守ろうとする姿勢と、米国経済のこれからに期待しています。

だからこそ、強い言葉や決断だけでなく、その先に何が生まれるのかを見ていきたい。支持する気持ちと、確かめる姿勢。その両方を持っていたいと思います。

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注意書き

投資判断は、ご自身の資産状況、収入、生活費、将来の支出、リスク許容度などに応じて行ってください。投資には元本割れの可能性があります。本文は、特定の投資行動や金融商品・銘柄の購入・売却を勧めるものではありません。経済統計や政策の状況は変わるため、公開時点の最新情報をご確認ください。

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