本人の意思

施設看護

着替えを手伝っても、その人の「好き」まで代わりに決めたくない

介助が必要になっても、着る服を決めるのはその人自身でありたい。特養で働く看護師が、衣類の出張販売会のニュースをきっかけに、着やすさと本人の好み、記録に残りにくい「選ぶ時間」について考えます。
施設看護

特養の看取り期の食事は、『何割』より『どう食べたか』で見たい

看取り期に食べる量が減っていくとき、食事量の記録だけで何が分かるのでしょうか。特養で働く看護師が、閉じた口を本人のサインとして受け取ること、食べることも控えることも本人の声を確かめて決めたい理由を、現場の迷いとともに考えます。
施設看護

看取り期の「自然な経過」は、何もしないことではないと思う

特養の看取りでよく使われる「自然な経過ですから」という言葉。施設看護師の私が、この言葉を「何もしない理由」にしないために、食事量・睡眠・呼吸の変化をどう見て、本人の声をどう受け取りたいかを、自分の言葉で書きました。
施設看護

「食べられるときもある」で終わらせない――特養看護師が考える食事介助と看取り

飲み込みに不安がある人の食事介助で、全部食べることを目標にしてよいのか。吸引が必要な食事をどう振り返り、看取りをどう考えるか。普段の暮らしを見ている特養だからこそ、入院前からチームで話し合いたいことを、施設看護師の立場で書きます。
施設看護

デイサービスの倒産増加を、現場の努力不足で片づけない

高齢者の介護需要があっても、デイサービスの経営が成り立つとは限りません。倒産件数の集計範囲を確かめながら、利用者獲得の競争、人材難、物価高が重なる背景を整理します。特養で働く看護師の視点から、現場の努力だけに頼らず、本人の暮らしを支えるケアの継続を考えます。
施設看護

コロナワクチン、賛成か反対かよりも大切にしたいこと|特養の看護師としての私の立場

尾身さんと泉大津市長の発信を、賛成・反対の二択で受け止めてよいのでしょうか。特養の看護師として、重症化予防、健康被害への支援、数字の読み方、説明する側の責任を考えます。誰を信じるかだけで終わらせず、本人の意思を支えるために確かめたいことを綴ります。
施設看護

高齢者ケアは「長生き」だけを目標にしない――本人にとって意味のある支援を手厚くするために

高齢者ケアで大切なのは、医療や処置を増やすことだけではありません。本人の意思、苦痛、回復の見込み、生活の質を丁寧に見ながら、「その人にとって意味のある支援」を考えます。
施設看護

特養で「安全のため」と言うとき、本人の自由はどこへ行くのだろう

特養で働いていると、「安全のため」という言葉をよく使います。転倒してほしくない。医療上の危険を避けたい。体調を崩さず、穏やかに過ごしてほしい。どれも大切な願いです。私自身、看護師としてその言葉を使ってきました。それでも、ときどき立ち止まりま...