献立が決まると、少しホッとします。
まだ何も作っていないのに、「よし、ひとつ済んだ」と思ってしまうんですよね。済んだのは考えるところだけなんですけど。それでも私の中では、ちゃんと一区切りです。
何を作ろうかな、と考えている間は、頭の片隅にずっと献立のことが残っています。ほかのことをしていても、ふと「で、ごはんはどうする?」と戻ってくる感じ。大きな声ではないのに、なかなか帰ってくれません。
それが「今日はこれにしよう」と決まると、不思議と気持ちが軽くなります。決まっていないことがひとつ減るだけで、肩の力がふっと抜けるんです。大げさなことではないのに、この小さな変化がけっこううれしい。
もちろん、そこから作る仕事は残っています。献立が決まった勢いで、料理まで勝手に出来上がってくれたら助かるんですけどね。さすがに、そこまでは進んでいません。

でも、何を作るかが見えているのと、まだ迷っているのとでは、台所に立つ一歩目の軽さが違います。
……と言いながら、まだ台所には立っていないんですけどね。まずは「決まった、よかった」でひと息。料理の完成より少し先に、気持ちのほうが落ち着きました。




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