朝、傘を忘れました。
気づいたのは、もう取りに戻れないタイミング。
置いてきた傘の姿が、なぜかはっきり思い浮かびます。そこまで覚えているなら、持って出てほしかった。

……と書くと困った朝みたいですが、実はそうでもないんです。
私、雨が大好きなんです。
濡れるのも、正直そんなに嫌じゃない。
学生のころは、雨が降ると体育が中止になるのがうれしかった。
今は、雨の日に好きな音楽を聴いている時間が好きです。
雨の日の海を眺めるのも好き。晴れの日とはちがう、静かな色をしている気がして。

なので、空を見上げて「降るかな」と気にしていたのも、半分は心配、半分はちょっと期待。
傘を忘れたくせに、雨を待っている私。
まあ、そういう朝もあります。

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